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BSC Colum
「T」さんの目のツケドコロ

第13回
欧州白物家電メーカーに見る「欧州モデル」の競争優位について考える
第12回
企業に求められるリーダーシップについて考える
第11回
クレジットカード会社に見るコールセンターは宝の山
第10回
島根県立中央病院に見るIT活用の患者至上経営
第9回
壱番屋とシー・エス・ランバー見る顧客満足戦略の原点
第8回
新入社員にクオリティーとクオリティージャーニーを簡単に説明する方法
第7回
日本アイ・ビー・エムに見る経営ビジョンとリーダーシップ発揮の仕組み
第6回
「鬼平犯科帳」長谷川平蔵に学ぶ人材マネジメント学
第5回
凸版印刷にみるストレスマネジメント
第4回
横並び意識にみる危機管理や経営品質向上活動取り組みについて考える
第3回
「マネジメント」の意味を1分間で説明する方法
第2回
リーダシップ手法としてのコーチングとバランス・スコアカード
第1回
「きしめん」とバランス・スコアカード
 

 企業トップに求められるリーダーシップとは何か。このテーマについて、2001年12月3日に開催されたニュービジネス協議会などの主催したパネルディスカッションで、面白いやりとりがあった。企業に求められるリーダーシップを考えるうえで参考になるかもしれない。

 松井証券の松井社長が、「社長は思い込みと開き直りが必要。会社の針路を右に取れば天国か地獄が、誰も分からない。社長が決断するしかない」と言い切った。決断が間違っていたらどうするか。「ごめんなさいと謝るしかない」と彼はいうのである。

 続いて、松井社長のコメントを受けて、ヤマト福祉財団の小倉理事長(元ヤマト運輸会長)が自説を披露する。「共感できる。私も『ごめんなさい』と何度も言ってきた」との発言に、会場には笑いが広がった。さらに「経営はやってみなければ分からない。考えているだけというのが一番困る。実行して間違えたら潔く認めるべきだ。」と続けた。

 両者の発言を要約すれば、「決断と実行」と月並みになるが、もうひとつ見逃せないのが明快に説明する能力だろう。二人とも業界の常識を覆すというリスクを取った。社員も不安だったはずだが、変革をやり遂げた。論理的に経営戦略を説いたからこそ、社員も納得して行動できたのではないか。二人がオーナー型経営者だから、という理由では「説明」できない。

 リーダーが人を引っ張っていくこと能力のことをリーダーシップと呼ぶとすれば、そのスタイルや定義は星の数ほどあるはずだ。そのあたりの「くくり」をエクセレンスモデルは明快に記述している。EFQMやMB賞のクライテリアを読み進んでいくと、そのあちこちでリーダーシップの「かたち」が垣間見えてくる。

参考:日経産業新聞

==GQF Weekly Issue on 2001-12-19== からの抜粋


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