チャレンジ:
家庭用品などの消費財のマーケットは大変過酷な競争状態となっています。
各製品ブランドについて、有益で明確な情報を得ることこそがマーケティングの成功の鍵となっています。
ヨーロッパにおいてユニリーバ社は順調に展開し、自らが得た洞察をうまく活用して実績に反映させてきました。
これには、ロータスノーツソフトウェアを導入し、各国で情報を共有・分析してきたことによります。
製品ブランドの状態チェックシステムに用いられたツールが「KAS」です。
各国で、そして地域をまたいで製品ブランド状態についての情報を容易にアクセスできるかたちでヨーロッパ地域に供給することが可能となりました。
ソリューション:
ショービジネス社のCuberにより、複雑な数値データはグラフィカルに表示され、ヨーロッパ中のユーザーが各製品のブランド業績指標を容易に、そして同じフォーマットで入力できるようになりました。
また、業績状況を他国と比較して分析することも可能です。
ヨーロッパ全体での製品ブランドの状態が詳細にわたってわかるようになり、また経営全体の面からも見通せるようになりました。
ロータスノーツを使って構築されたアプリケーションの大きな特徴は、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズを容易に行えるという点です。
製品ブランド状態チェックは既に社内に導入されていたロータスノーツの利点を利用しつつ、まさにユニリーバ社の厳しい要求を満たしたものだといえます。
結果:
製品ブランド状態チェックは、ヨーロッパ8カ国で運用されており、300人のマーケティングスタッフがアクセスできるようになっています。
また、残りの国々でも順次展開される計画になっています。
情報をもったロータスノーツのデータベースをそれらの国々のノーー津システムに複製するだけで、その地域で入力された情報がヨーロッパ全体のものとなり、また最新の情報を容易に分析できるようになります。
特定のブランドに焦点をあてて詳細を検討し、様々な業績指標や方法を考慮に入れて製品ブランド状態チェックを作成していくことができるのです。
また、経営上層部もブランドや各国の状況についての全体像を素早く手に入れることができるのです。 |